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正解を探す仕事、正解を作る仕事(シリーズ「クリエイターになりたいんじゃないの?」第3回)

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正解を探す仕事、正解を作る仕事

ここまで、

* 第1回 どんな仕事がしたいのか* 第2回 クリエイターは職種ではない
について書いてきました。

* デザイナーだからクリエイターなのではない。
* 営業だからオペレーターなのでもない。

職種ではなく、仕事との向き合い方の問題なのではないか、という話です。
その続きとして、もう少し踏み込んで考えてみたいことがあります。

それは、仕事には大きく分けて二種類あるのではないか、ということです。

正解を探す仕事

一つは、正解を探す仕事です。
すでに答えがある前提で、その答えに近づくことが求められる仕事です。

例えば、

* マニュアルに沿った業務
* 既存ルールに従った処理
* 過去の事例に基づいた判断
* 決められた仕様の実装

こうした仕事は、「何が正しいか」がある程度決まっています。
もちろん簡単という意味ではありません。
正確さやスピード、安定性が求められる、非常に重要な仕事です。

ただ、構造としては「正解が存在している前提」の仕事です。

正解を作る仕事

もう一つは、正解を作る仕事です。
こちらは少し性質が違います。

そもそも正解が明確に存在しない状況の中で、

* 何を作るのか
* どういう形にするのか
* 何を優先するのか

を考えながら進めていく仕事です。

例えば、

* 新しいサービスの設計
* 顧客課題への提案
* 業務プロセスの改善
* Webサイトの構成設計
* ブランドの作り方

こうした仕事には、「これが正解です」と最初から決まっていることはほとんどありません。

むしろ、関わる人たちの判断や試行錯誤によって、少しずつ形が作られていきます。

どちらが上かという話ではない

ここで大事なのは、どちらが優れているかという話ではないということです。
正解を探す仕事には価値があります。

* 再現性。
* 品質。
* 安定性。

これは組織にとって不可欠です。

一方で、正解を作る仕事にも価値があります。

* 変化。
* 改善。
* 創造。

これもまた組織にとって欠かせません。

どちらが上というものではなく、役割が違うだけです。

ただし比率は変わってきている

ただ、最近感じているのは、この二つの比率が変わってきているということです。
以前は、正解を探す仕事の比重が大きかったように思います。

* 決まった仕様。
* 決まった手順。
* 決まった業務。

それを正確に実行することが重要でした。

しかし今は、

* 正解そのものが変わるスピードが速くなっています。
* 顧客ニーズも変わる。
* 技術も変わる。
* 市場も変わる。

そうなると、「正解を作る仕事」の比重が自然と増えていきます。

仕事の難しさが変わった

これは単純に「難しくなった」という話ではありません。
むしろ、仕事の性質が変わってきたという感覚に近いです。
正解を探す力だけでは対応できない場面が増えてきています。

一方で、正解を作る力もまた、特別な人だけのものではなくなってきています。

* 小さな改善。
* 小さな工夫。
* 小さな問い直し。

そうした積み重ねの中に、正解を作る仕事が含まれているように思います。

クリエイターの位置づけ

ここで前回の話につながります。
クリエイターとは職種ではなく、仕事との向き合い方だとした場合、それは「正解を作る側に関与する姿勢」と言い換えることもできるかもしれません。
ただし、それは常にそうあるべきという話でもありません。

正解を探す仕事を丁寧にやることも、同じくらい重要です。

Memoでは、なぜ人は指示を求めるのか

もし仕事が正解を作る方向に変わってきているのだとしたら、なぜ人は今でも指示を求めるのでしょうか。

なぜ自分で考えることよりも、正解を知りたがるのでしょうか。

次回はそのあたり、「指示待ちはなぜ生まれるのか」という話を書いてみたいと思います。

シリーズ「クリエイターになりたいんじゃないの?」
* 第1回 どんな仕事がしたいのか* 第2回 クリエイターは職種ではない* 第3回 正先を探す仕事、正解を作る仕事* 第4回 指示待ちはなぜ生まれるのか* 第5回 創造性は才能なのか* 第6回 オペレーターが悪いわけではない* 第7回 AI時代の仕事* 第8回 クリエイターとは態度である

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